短編アニメーション上映イベント「CALF in SAPPORO」が12月17日、札幌のイベントスペース「EVENT SPACE EDiT」(札幌市中央区南2西6、TEL 011-223-4896)で開催される。
若手映像作家らのインディーズレーベル「CALF」のメンバー、大山慶さん、和田淳さん、水江未来さんらの作品を上映する同イベント。同レーベルは「国際的に評価を受けながらも日本の映像作品はソフト化されていない」という現状を受け、それらを国内外へ発信することを目的に設立された。
イベントでは「CALF」メンバーのDVD作品を中心に、2つのプログラムで計17作品を上映。「ヴェネチア映画祭にノミネートされ北海道で初めて公開される和田淳監督の作品『春のしくみ』や、ペンライトを使い『光のアニメーション』を表現するTOCHKA(トーチカ)監督の作品『PiKA PiKA』など、メディアに注目されている話題の作品も多い」と同イベント担当の小野さん。「現在国内外で最も注目を浴びる若手作家たちが集まったイベント。一堂に集まり短編アニメを上映するのは珍しい」とも。上映後、現在のアニメーション事情や製作の裏話など語る水江未来監督のトークショーも。会場では作家の作品DVD販売も行う。
小野さんは「日本ではアニメーションといえば長編がピックアップされることが多い。あまり身近でない短編アニメを見てその魅力を知ってもらうきっかけになってほしい」と話す。
開催時間は19時~21時30分(開場は18時30分)。チケットは、前売り=1,500円、DVD付き前売り=3,500円(DVD=1枚)、5,500円(同=2枚)、7,500円(同=3枚)。当日券は2,000円。