旧曙小学校跡(札幌市中央区南11西9)が文化芸術の発信施設「あけぼのアート&コミュニティセンター」として再生され、11月16日から入居が始まる。
管理運営は「街とアートの縁結び」を合い言葉に西区で演劇場を運営するNPO法人コンカリーニョが行い、契約期間は2009年11月16日から2013年3月31日まで。文化芸術と地域との出会いの場として有効活用を図る。現在、文化芸術を行う団体、個人を対象に賃貸契約による長期入居者を募集している。
現在までの申込状況は、芸術家のアトリエや、演劇のけいこ場としての申し込みが多いという。貸室の賃料と現在の空き状況は以下の通り。
貸室A(3メートル×7メートル=21平方メートル)=月額18,500円(現在満室)、貸室B(6メートル×7メートル=42平方メートル)=月額39,500円(空き1室)、貸室C=9メートル×7メートル=64平方メートル)=月額60,500円(空き6室)、貸室D(9メートル×10メートル=90平方メートル)=月額70,500円(空き2室)。このほか駐車料金は月額8,000円。文化活動のための長期入居スペースのほか、体育館や中ホールなどの一般貸し出しスペースもある。
同NPO代表理事の斎藤ちずさんは「1カ月以上の家賃契約で集中して創造活動に取り組める。けいこ場やアトリエ、NPOの活動拠点として皆さんの活動の発展をお手伝いする」と話す。「文化芸術団体と地域住民の出会いと交流の場として当施設を有効に活用運営したい」とも。
11月23日にはオープニングセレモニーの開催を予定している。