
サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」としても活躍した松原有沙さんが7月16日、フットサルチーム「Safilva BONITA(サフィルヴァ・ボニータ)」に加入した。
1995(平成7)年生まれの松原さんは、大商学園高校、早稲田大学を経て、WEリーグのノジマステラ神奈川相模原などでプレー。U-17日本女子代表や日本代表にも選出された経歴を持つ。2020年代以降は多発性内分泌腫瘍症1型という難病の影響で競技を離れていたが、札幌で新たなフィールドに挑戦する決意を固めた。
「フットサルは未経験だが、いろいろな思いがあり、新しい挑戦をすることに決めた。快く受け入れてくれたチーム、そして最高の仲間との出会いに感謝している。自分にできる形でチームに貢献していきたい」と松原さん。復帰から現在までを振り返り「想像以上に新鮮で刺激的だった。まだまだ課題は多いが、一歩ずつ積み重ねていきたい」と意欲を見せる。
Safilva BONITAを運営する総合型地域スポーツクラブ「safilva北海道」(札幌市中央区北4西26)では、北海道からFリーグ参戦を目指し、地域に根差した活動を展開。クラブ代表の豊川大地さんは「サッカー日本代表経験者がフットサルの世界に飛び込んできてくれたことは、北海道だけでなく日本のフットサル業界全体にとっても大きな意義がある」と期待を込める。
クラブでは8月4日にチームのプロモーション動画を撮影した。今後は松原さんの活動の様子も発信していくという。