
不要品を地域で譲り合うリユース拠点「ジモティースポット札幌白石店」(札幌市白石区北郷)が8月1日、オープンする。道内では初の実店舗。
同店は全国でリユースマッチングサイトを運営するジモティー(東京都品川区)と、採用代行などを手がける札幌の企業・マルゴト(札幌市中央区)が共同で展開。家庭で不要になった家電や家具、子ども用品などを札幌市民が持ち込むと、別の市民が引き取る仕組み。品物の登録や検索は、地域情報サイト「ジモティー」上で行い、引き取りは実店舗で完結する。粗大ごみとして捨てる必要がなく、予約なしで持ち込める点も特徴という。
ジモティーは現在、札幌を合わせ国内233の自治体と連携し、2024年には累計約30万点(約1290トン相当)の不要品をリユース。札幌市との連携協定は2023年に締結されており、今回の出店で道内のごみ減量施策への貢献を狙う。
開設に当たり、秋元克広札幌市長は「市民のリユースの選択肢が大きく広がる。取り組みの加速に期待したい」とコメント。マルゴトの今啓亮社長は「人と物がリアルに行き交う場の存在価値を改めて感じている。地元企業として地域循環に寄与したい」と話す。
営業時間は10時~19時。8月1日には10時から開店記念セレモニーを開く。