
札幌宮の森美術館(札幌市中央区宮の森)が5月2日、一部リニューアルオープンする。
2006(平成18)年4月、北海道で初の現代美術館として開業した同美術館。諸設備の改修を図るため、2017(平成29)年から約7年かけて中庭などの改修工事を行ってきた。
リニューアルでは、より親しみやすさを感じてもらおうと施設の名前を「J Art Foundation(ジェイアートファウンデーション)」に変更した。絵画・彫刻・写真・映像など戦後日本美術を中心とした約2000点のコレクションを常設展示する。
中庭には、日本の現代アーティストである奈良美智さん、名和晃平さん、青木野枝さん、松井柴朗さん、流正之さんのアート作品を展示する。
館内では、デジタルテクノロジーを使ったアートを手がける「チームラボ」の作品展「教会跡に増殖する無量の生命 - A Whole Year per Year」を開催するほか、リニューアルオープン記念展として「日本現代アートの今」を行う。
同美術館の館長は「日本現代アートの豊かさを国内外の人たちに伝えたい。特にチームラボなどのデジタルアートを目当てに来日する人たちにも日本の現代美術の奥深さを体験してもらえたら。リニューアルを機に、より多くの人にアートの魅力を発見してほしい」と話す。
開館時間は13時~20時(最終入館は18時)。水曜・木曜、12月25日~3月20日休館。料金(日時指定予約制)は、大人=2,000円、学生=1,500円、小学生=500円、未就学児=無料。