クロスホテル札幌(札幌市中央区北2西2)は現在、外壁を使った「レーザービルボード」やホテル前庭を使った「アートイルミネーション」などでクリスマスシーズンに彩りを添えている。
レーザービルボードは、レーザーグラフィック技術を駆使し、文字や図形を1秒間に約3万回と超高速で一筆書きを繰り返すことで、文字や動画を表現。緑色のレーザー光線で、ホテルの広告、雪ダルマやサンタクロースのアニメーションが浮かび上がる。「冬の新しい風物詩として、観光客や市民の皆様に楽しんでもらえるようなものになってほしい」と同ホテル企画部支配人南部修一さん。「新しい広告媒体を当ホテルから提案できれば」とも。
2階のラウンジ「meet lounge」からもレーザービルボードやアートイルミネーション「YUKIDAMA(雪玉)」のオブジェを眺めることができる。同ラウンジでは12月22日~24日、サッポロ・シティ・ジャズとのコラボ企画「X’mas JAZZ NIGHT」も開催。観覧無料。「『アートなクリスマスの夜』をスタイリッシュで優雅な『音楽』という装飾で特別な時間を演出する」と南部さん。「ホテルだからといって敷居が高いわけじゃないので、若い方たちにもたくさん来ていただきたい」(同)と期待を寄せる。
コンセプトに「スタイリュシュスタイル」を掲げる同ホテルは、「音楽」「アート」「ファッション」の要素に注目する。今回の施策は「アート」の一環で、「札幌を盛り上げていくこと」を目標にする。南部さんは「『札幌』や『北海道』というブランドを意識し、クロスホテル札幌という『フィルター』を通して札幌や北海道を『どう表現していくか』『どうPRしていくか』ということに積極的に取り組んでいきたい」と意欲を見せる。
レーザービルボードの投影時間は16時~23時。12月25日まで。