JR札幌駅に直結するJRタワーの外観が10月1日より、ピンク色にライトアップされている。乳がんの早期発見・診断・治療の重要性を訴える「ピンクリボン」の活動を応援するため、「JRタワー祭」の一環として企画した。
JRタワーは20~30代の女性客が多く、「JRタワーがランドマークとしてライトアップを行うことで、多くの人にメッセージを伝えられれば」と、昨年初めて実施した。10月は、「ピンクリボン」活動月間として東京タワーをはじめとする全国の建物や施設がピンク色にライトアップされるなど全国各地でさまざまな啓発活動が行われる。札幌市内では今年8月、さっぽろテレビ塔が初めてピンク色にライトアップされ話題となった。
ライトアップするのは、昨年と同じJRタワー低層棟。常設の外観ライトにピンク色のフィルターをかぶせて行う。東・西側入り口付近もピンク色に染まり、吹き抜け部分にはピンクリボンのシンボルマークの巨大なフラッグが掲げられている。昨年は12日間ライトアップされたが、今年は「昨年より多くの人にメッセージを伝えたい」(同社)と、活動月間の同月31日まで延期。点灯時間は、日が暮れる18時ごろ~0時ごろまで。
同社担当者は「JRタワーの客層は若い女性が多く、そうした人たちに乳がんの早期発見の重要性を率先して伝えていきたい」と話している。