7月10日に札幌をスタートし12日にゴールする「北海道クラシックカーラリー2015」が始まった。
道庁赤れんが前「アカプラ」特設会場(札幌市中央区北3西4)に往年の名車が集結。スーツ姿にビジネスバッグ片手の男性やカメラを片手に写真撮影するファンなど、早朝のビジネス街で大勢の見物客がスタート初日を見守った。
昨年初めて北海道で開催された同イベントに、今年は31台がエントリー。福岡、大阪、東京、札幌など全国から参加したドライバーが愛車と一緒に初夏の北海道を駆け抜ける。
ドライバーらは当日発表された走行ルートを設定された時間内に回り、通過証明のスタンプをもらい、トライアルポイントでタイムを競って総合成績で順位を争う。
エントリー車で最も古い車種は福岡から参加した横尾力さんペアの1934年製造「RILEY 12/4 SPECIAL」。今回がラリー初参加で今月6日に北九州市・門司港を出発して札幌入りしたという。同じく福岡から参加の有村浩子さんペアの「TRIUMPH TR2」は昨年に引き続き2回目の参加。「去年の北海道のコースも雄大で素晴らしかったので今年も楽しみ」と話す。札幌からは「BENTLEY 4/3 LITRE R TYPE」や、「LAMBORGHINE MIURA」などが参加した。
快晴の空の下、9時のスタートとともに各車は観客の声援を受け、エンジン音を響かせながら北の道大地に飛び出した。
初日は日本海オロロンラインを北上して当別町、増毛町、留萌市、芦別市を通過後、星野リゾートトマム(占冠村)に到着。2日目は十勝平野を抜けて大雪山系を通り富良野を巡り、3日目は富良野から新得町を回りゴールの札幌・サッポロファクトリー西広場特設会場を目指す。