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札幌のホテルレストランに美術館コラボメニュー 「夢見るフランス絵画」作品をイメージ

モイズ・キスリングの絵画「花」をイメージしたテリーヌ

モイズ・キスリングの絵画「花」をイメージしたテリーヌ

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 センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北5西5)内のスカイレストラン「ロンド」(TEL 011-221-3008)が6月27日、北海道立近代美術館(中央区)とコラボした特別メニューの提供を始めた。

図録を参考に金子総料理長が特別メニューを考案

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 同美術館で6月27日から始まった企画展「夢見るフランス絵画」に合わせ、期間限定で提供するもの。同展では、印象派からエコール・ド・パリまで16作家の絵画71点を展示する。

 特別メニューは、同レストランの金子厚総料理長が展示作品を基にイメージした料理や、作家たちの出身地の郷土料理をアレンジしたオリジナルレシピで構成する。

 同館学芸員の松山聖央さんによると、「水連のある池」「エトルタ、夕日のアヴァル断崖」(クロード・モネ)、「大きな花束」(マルク・シャガール)、「花」(モイズ・キスリング)などの作品を料理のモチーフとして提案。「出来上がった(料理の)試作品は、色合い、バランス、作品の世界観を学芸員の視点からチェックした」と話す。

 金子総料理長は「皿をキャンバス、ソースを絵の具に見立て、名画の世界観をできるだけ表現するよう苦心した。学芸員の方と共に食材から調理法に至るまで検討を重ねた自信作。美術館で鑑賞の後、名画に思いをはせながら料理を味わったり、料理を食べてから美術館で作品を鑑賞したりと、双方から名画を楽しんでいただければ」と呼び掛ける。

 特別メニューは昼夜2コースを用意。ランチコースは、「オードブル2皿、スープ、肉料理、デザート、オーガニックコーヒー」(5,000円)。ディナーコースは、「アミューズ、オードブル2皿、スープ、魚料理、ソルベ、肉料理、デザート、オーガニックコーヒー」(1万円)。以上、税別。同展チケットの半券提示で5%引きの特典も用意する。

 営業時間は、ランチタイム=11時30分~16時、ディナータイム=16時~23時(前日までに要予約)。8月23日まで。

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