ジェルの研究開発を手がけるGEL-Design(札幌市西区発寒14)は昨年5月に2,000個限定で販売した保冷ランチボックス「GEL-COOま(ジェルクーマ)」に新たな大サイズ「ボス」を加え、5月29日に販売を再開する。
円山動物園応援企画として昨年発売された「GEL-COOま」は、円山動物園で生まれた絶滅危惧種のホッキョクグマ「ピリカ」をモチーフにした保冷ランチボックス。地球温暖化に対する危機のメッセージを発信するきっかけの一つとして企画された。「のんき顔ですが、本気です」のキャッチコピーにかわいらしい表情が話題となり、発売から約2カ月で完売した。
今回発売するのは、容量約220ミリリットルのメス、オス(幅=110ミリ、縦=90ミリ、高さ=55ミリ、各1,260円)のほか、新たに約400ミリリットルの「ボス」(幅=148ミリ、縦=90ミリ、高さ=60ミリ、2,100円)を加えた3種類。保冷剤を一体化させたふたを冷凍庫で一晩凍らせることで弁当箱内を3~4時間、15度以下に保つことができ、素材を前回のABS樹脂からポリプロピレンに統一したため、保冷ふたをはずせば電子レンジでの使用も可能になった。
販売場所は、GEL-COOLオンラインショップのほか、4月25日にオープンした円山動物園オフィシャルショップ、札幌駅JRタワー内の札幌スタイルショップ。売上金の一部は、円山動物園オフィシャルグッズとして円山動物園に寄贈され、運営に活用される。
同社の国重宏美さんは「『GEL-COOま』はたくさんの方に愛され、昨年夏、全員の旅立ち後も多くの要望をいただいた。『GEL-COOま』なりに考えての再登場を決め、ますます本気です」と話す。今後は、円山動物園オフィシャルグッズとして春夏の定番化を目指すという。
GEL-DesignGEL-COOLオンラインショップ保冷ランチボックス「GEL-COOL」に新シリーズ(札幌経済新聞)ホッキョクグマの弁当箱で円山動物園を応援(札幌経済新聞)