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札幌で外国人向け日本料理試食会-ホテルの和食改装を機に

海外の食文化を取り入れた日本料理を楽しむ外国人ら

海外の食文化を取り入れた日本料理を楽しむ外国人ら

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 センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北5西5)の日本料理店「北乃路」(TEL 011-221-3007)で11月28日、札幌市内在住の外国人を招いた試食会が開かれた。

日本料理「北乃路」の店内の様子

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 12月1日のリニューアルオープンに合わせて、「北海道と日本、海外と融和したグローバルな日本料理」をテーマに提供するメニューを変え、畳の個室を廃止し全て椅子席にするなど改装した同店。総席数は82席で、個室6室(各6席)、ホール席34席、シェフズテーブル1室(12席)。1990年12月のリニューアル以来24年ぶりとなる。

 メニューも一新し全国各地の魚介、野菜、肉と北海道産食材や、洋のエッセンスを組み合わせた新たな味付けや盛り付けによる会席料理、アラカルト料理を提供していくという。

 オープンに先立って開いた試食会は新たに作られた「シェフズテーブル」で行い、アメリカ、ドイツ、ロシア、中国、韓国出身の外国人らが、厨房で調理する料理人の姿を見ながら日本料理を楽しんだ。北海道産の生ウニをあしらったごま豆腐、真狩産の百合根のスープ、真だちの茶わん蒸しなど、北海道の食材や日本ならではの食材を使った料理が運ばれてくると、参加者らは箸を使って器用に料理を口に運んでいた。

 同店の料理人がオリジナルでアレンジしたオリーブオイルが添えられた造りの感想では、「オリーブオイルで刺し身を食べたのは初めて」「フランス料理とイタリア料理を合わせたようだ」「しょうゆの方が好き」「初めて生魚をおいしいと感じた」などの声が上がった。「ウニが新鮮でおいしかった」「百合根(ゆりね)が北海道の特産とは知らなかった」など、北海道の食材についての感想も聞かれた。

 同社の桶川昌幸社長は「少人数の客層を中心に需要を掘り起こすとともに、国内外のいろいろな方に日本料理の素晴らしさを発信していきたい」と力を込める。

 営業時間は、朝食=6時30分~10時、昼食=11時30分~15時、夕食=17時~22時(土曜・日曜・祝日は16時~)。

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