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札幌でハッカソンイベント-観光とデバイスを組み合わせてアプリ制作

持ち寄ったアイデアをブラッシュアップする参加者ら(前回イメージ)

持ち寄ったアイデアをブラッシュアップする参加者ら(前回イメージ)

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 NTTドコモとNTTドコモ・ベンチャーズ主催の「“観光×デバイス”ハッカソンin札幌」が6月28日・29日、インタークロス・クリエイティブ・センター(札幌市白石区東札幌5条1)1Fクロスガーデンで開催される。

ハッカソン@札幌メンターの田崎勇二さん

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 アプリケーション開発コンテスト「Developer Application Contest(デベロッパー アプリケーション コンテスト) 2nd」に合わせて、東京・大阪・札幌・仙台・福岡で開催されるハッカソンで、札幌では「観光」をテーマに実施する。両社が札幌でハッカソンイベントを実施するのは今回が初めて。

 参加者3~4人1組で1チームになり、パートナー企業が提供する開発支援ツールやAPI、デバイスを使って、観光を面白くするアプリケーションやサービスを2日間で開発する。

 ツールは、ゼンリン地図を活用できるAPI、リクルートライフスタイル社の「じゃらん」などのWeb API、日本交通のタクシーアプリ「全国タクシー配車アプリ」API、エプソンの「ハードウエアスマートグラスMOVERIO(モベリオ)」、オムロンの画像センシングコンポ「HVC」など11社から提供される。

 当日は、リクルートMashup Awardプロデューサーの伴野智樹さんがイベントをファシリテートし、Gclueの佐々木陽社長とネオスのシニアマネジャー田崎勇二さんがハッカソン技術メンターとして参加者をサポートする。

 参加条件は特になく、開発知識がある人以外にも観光を盛り上げるプランを持っている人であれば誰でも参加できる。参加者はアプリケーション開発に必要なパソコンおよび開発環境を持参。フリーや企業で働いているエンジニアのほか、学生の参加も可能。札幌市近郊以外からチームで参加する道内の高校生や大学生には、3万円を上限に交通費を助成する。

 優秀作品には8月に開催されるアプリ開発コンテストのシード権が与えられ、授賞式でプレゼンテーションする権利を得る。

 ハッカソンで企画した作品の著作権はそれぞれのチームにあるため、開発したアプリの活用方法は自由。

 ハッカソンとは、ソフトウエアやハードウエア開発に携わるプログラマーやデザイナー、プランナーなどが集まって複数のチームで競合しながら互いのアイデアや技術をブレーンストーミングし、限られた時間で開発作業を行うイベント。2000年ごろからアメリカで普及し、ソフトウエア技術の向上や新しい事業の誕生の場になるなど、大手企業から注目を集めている。日本でも各地でハッカソンイベントが開催され始めている。

 同イベントをサポートするネオス・札幌オフィス ビジネスイノベーション事業部の磯統括部長は「高校生や大学生、フリーランスのエンジニアがハッカソンに参加すると大手企業担当者と直接知り合うこともでき、自分のアイデアが認められるきっかけにもなる。いろいろなアイデアを持ち寄ることでアプリ開発の可能性が広がり人脈が広がるいい機会。モチベーションの向上やスキルアップを目指す方に刺激なイベントなので、積極的に参加して自分の可能性を広げてほしい」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は10時~20時。参加無料。

 開催に先駆け、6月18日には「“観光×デバイス”アイデアソン@札幌」も開催。18時~22時。参加無料。アイデアソンは手ぶらで参加でき、そのままそのアイデアを活用して「ハッカソン@札幌」に参加することもできる。

 チケットの申し込みは、ハッカソンおよびアイデアソン@札幌の公式サイトで行う。問い合わせは、ネオス札幌オフィス・磯さん(dcm-sapporo-hackathon@support.neoscorp.jp、TEL 011-219-8001)まで。

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