冬の風物詩「第65回さっぽろ雪まつり」が2月5日、札幌市内3会場で幕を開け、大小198基の氷雪像が並んだ。メーン会場の大通公園は朝から観光客らでにぎわい、雪と氷の造形美が来場者を魅了した。
「イティマド・ウッダウラ」で行われたプロジェクションマッピング(画像は開催前日の試験投影のもの)
北海道最大級の一大イベントとして毎年200万人以上が国内外から訪れる同祭。大通公園会場は氷雪像や飲食ブース、イベントをメーンに展開。チューブ滑り台などの体験型アトラクションを目玉にした「つどーむ」会場(東区)や細やかな氷の彫刻作品を展示するススキノ会場など、会場ごとにユニークなイベントや展示で来場客を楽しませる。
開催初日、札幌市内は朝から雪が降り続き、午前中はマイナス10度前後の気温で冷え込む中、インドの建築物「イティマド・ウッダウラ」を再現した高さ12メートルの大雪像、スキージャンプの高梨沙羅選手、滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」ポーズの雪像などを前に、多くの来場者が足を止め記念撮影していた。
会場に訪れた親子連れの観光客は「朝からの大雪だったが、初めて見た大雪像の迫力に感動した。北海道の味覚もたくさん食べたい」と笑顔を見せた。
夜は大雪像がライトアップされ、幻想的な空間に様変わりする。一部会場ではプロジェクションマッピングも行う。
今月11日まで。