北海道発のバーチャルアイドル「北乃カムイ」とコラボした炭酸飲料「北乃カムイガラナ」が2月4日、スーパーマーケット「丸善ストアー」(苫小牧市寿町2)で発売された。
丸善ストアーを運営する「丸善市町」(同)は半世紀以上に渡りガラナ飲料を製造する老舗メーカー。ガラナは南米・アマゾン原産の植物で、種子にはタンニン、カフェインなどが含まれ滋養強壮に作用。主に北海道で、ガラナ由来の炭酸飲料が消費されている。
北乃カムイは北海道の魅力PRを目的に2013年4月に生まれたアイドル。地元企業とのコラボ活動やイベント出演などを通し、バーチャルアイドル独自の切り口で北海道をPRしている。活動当初、半年間で自身のツイッターのフォロワーとフェイスブックページのいいね!が計3万を超えない限り活動を止めると宣言し、9月30日時点で公約を果たせなかったことから引退したが、同11月、ファンとマネジャーの後押しによって再起。「北海道を元気に」をコンセプトに活動している。
今回、同社が北海道を盛り上げるために活動する同アイドルの理念に共感したこと、「北乃カムイはガラナが好物」というプロフィルをきっかけに商品開発した。
名水として知られる「支笏湖」(千歳市)系のミネラルウオーターを使って製造する同社のガラナ。同社の定番「ガラナエール」よりも「若干甘味を抑えてすっきりした清涼感を引き立たせた」と同社の市町貴世さん。
「北海道内の方にはなじみが深いガラナ。北乃カムイはツイッターやフェイスブックなどにファンが多く、インターネットでの発信力があるので、道外の方に向けても積極的にPRすることで『北海道といえばガラナ』というイメージを定着させたい」と市町さん。「間もなくさっぽろ雪まつりも始まるので、海外からの観光客の方にもガラナの味わいと魅力を伝えたい」と話す。
北乃カムイさんは「ガラナの監修はずっとやりたかったことの1つ。夢が現実になったこと、北海道企業とコラボできたことが本当にうれしい」とコメントを寄せた。
内容量は500ミリリットルで、オープン価格。