冬の風物詩「さっぽろ雪まつり」が開催1週間前に迫っている。メーン会場の大通公園では現在、自衛隊員や市民ボランティアが氷点下の屋外で雪像作りに取り組んでいる。
今年で65回目を迎える北海道最大の冬のイベント。1週間の会期中200万人以上を動員し、世界各国から観光客が集まる。会場では、高さ10メートルほどの大雪像やトレンドの人・もの・キャラクターをかたどった市民雪像など、北海道ならではの雪を使った造形作品を多数展示。メーン会場の大通公園、雪で作った体験型アトラクションを複合するつどーむ会場(東区)、氷像ライトアップなどを行うススキノ会場の3カ所で、計199基の氷雪像を展示する。
今月7日、札幌市内・近郊から採雪された雪を大型ダンプで運び込まれ、雪像作りが始まった。骨組みだけだった大雪像も徐々にその姿を現し始めた。公式ブログでは雪像作りの様子が随時リポートされている。
雪像展示のほか、会場各地でライブ、ライトアップ、プロジェクションマッピングなどのイベントも開催。今年は大通公園6丁目「市民広場」、11丁目「国際広場」の2カ所でWi-Fi実証実験サービスも導入。外国人観光客にとっての利便性向上、SNSを通して気軽にイベントの様子を発信できるなどの利点から、世界に向けた情報拡散に期待が寄せられる。
開催日は2月5日~11日。開会式は10時15分より、大通公園西7丁目会場で行われる。