札幌・国営滝野すずらん丘陵公園(札幌市南区滝野)内の「アシリベツの滝」が寒さで凍り始め、巨大な「氷瀑(ひょうばく)」に姿を変えている。
氷瀑(ひょうばく)とは厳冬期に滝が氷結する現象。落差26メートルの迫力ある流れと美しさで「日本の滝百選」にも選ばれている同滝は毎年12月下旬ごろから徐々に凍り始め、寒さのピークを迎える1月中旬~2月初旬にはつららや氷の塊が出来上がり氷瀑の見頃を迎える。早朝は気温も低く、滝に朝日が当たる姿が「狙い目の時間」とされ、市民や地元カメラマン、アジア人観光客らでにぎわう。現在は滝の7~8割が凍りつき、一部で水が流れている。
カメラを片手に訪れた来園者の男性は「滝が凍るなんて恐るべき寒さ。日光が当たる部分は溶けるのが早いようで、氷が大きな音を立てて崩れるのに驚いた。すごい迫力」と話していた。
今月19日・22日・25日はガイド付きの「早朝見学ツアー」を行う。開催時間は7時~9時。定員は各日20人ほど。参加無料。
開園時間は9時~16時。見学無料(車の場合は別途駐車料金400円)。