富士フイルムフォトサロン(札幌市中央区大通西6)で9月20日、写真展「ひかりと遊ぶ~橋本タミオと元気な仲間たち グループ18%GRAY~」が始まった。
コマーシャルフォトグラファー・橋本タミオさん指導の下で活動するフォトグラファーグループ「18%GRAY」のメンバーが企画する同展は、年に1度、これまでに撮りためた自信作を展示する。今年で5回目。今回は橋本さんと21人のメンバーの作品48点を展示している。「18%グレー」とはカメラの露出(光の量)、被写体の光の平均反射率を示すもの。現在のカメラは自動で調整できるが、同グループでは「アナログ感覚でチャレンジし続ける」をモットーにマニュアル撮影で調整することを基本としている。
「特に決まったテーマで撮る写真ではなく、自由に撮りたいものを撮ってそれぞれの作品を発表してもらう場。十人十色の個性ある作品を楽しめるはず」と橋本さん。「逆に有名な写真スポットや夜景などではなく日常にある風景を絵にしている作品、撮り方に技法を取り入れて『どうやって撮ったの?』と思わせるような作品など、作品の前でじっくり止まって考えたりするのも面白いと思う」とも。
一昨年から震災募金も始め、募金すると同展で展示している作品のポストカードを持って帰ることができる。「作り手にとってはポストカードを作ることで資金面に負担はあるが手伝ってくれるメンバーのおかげで続けられる。写真を通した復興のきっかけも広まれば」(橋本さん)。
今月22日は、橋本さんによる「18%グレー」の解説や展示している作品の撮影エピソードを紹介するミニセミナーを行う。
開催時間は10時~19時。入場無料。セミナーは13時~15時。参加費は1,000円。募集人数は30人(先着順、会場と札幌駅北口のヨドバシカメラ2階・フォトスペースで申し込める)。9月25日まで。