札幌市円山動物園(札幌市中央区宮ヶ丘3)で7月15日、ホッキョクグマに約300キロの氷柱やクラッシュアイス、果物、鮮魚などがプレゼントされた。
毎年「海の日」の前後に合わせて行われる夏の恒例行事で、今年で29回目を迎える。札幌市内の老舗氷屋「カネキン製氷」(白石区)が毎年、ホッキョクグマとサル山に寄贈する。
同園では昨年12月、双子のホッキョクグマの子ども(いずれもメスで名前は現在募集中)が産まれ、双子にとって初めての氷のプレゼントを見物しようと約300人の来園客やアマチュアカメラマンが集まった。
当日は快晴で最高気温は28度。寝床から現れた双子は一目散に氷と果物に向かい、スイカやイチゴ、ホッケなどを食べ、その愛くるしい姿に歓声が上がった。
同園職員は「元気に育つ双子とそれを支える母グマ。ホッキョクグマ家族への暑中見舞いになれば」と話す。