三井不動産(東京都中央区)は4月16日、「三井アウトレットパーク札幌北広島」(北広島市)の第2期開発計画を発表した。
北海道最大級のアウトレットモールとして2010年4月に第1期開業した同施設。北海道の気候に合わせ、三井アウトレットパーク初となるエンクローズドモール(屋内型モール)を採用。館内は「北海道の自然との共生」をコンセプトに「大地」「木のぬくもり」など「自然と調和した中でショッピングできる」空間をイメージした。鉄骨造地上2階建てで、店舗面積は約2万2300平方メートル。インポート、ドメスティックブランドのファッション、地元グルメなど130店が出店する。
主要幹線道路・羊ヶ丘通や国道36号線、北広島ICなどに近接する交通至便の立地で、札幌中心部・郊外から集客する。札幌-新千歳空港の中間に位置するためアジアをはじめとした海外観光客の需要も年々増加しているという。昨年度の施設売り上げは160億円以上に上る。
第2期は、現駐車場エリアの一部を利用して増床する。同じくエンクローズドモールで鉄骨造2階建て、店舗面積は約7700平方メートル。セレクトショップ、キッズ、スポーツ、アウトドア、ファッション・生活雑貨など国内外の有力ブランドを展開。45店が出店予定。館内は「COUNTRY」をデザインコンセプトに、カジュアルな空間造りを行うという。2階部分との接続通路(ブリッジ)を設け建物全体での回遊を図る。屋上部に駐車場を設けるスペースも確保する。
同開発により北海道・東北エリア店舗数最大のアウトレットモールとなる。着工は今年5月。2014年春の開業を予定。