札幌中心部・駅前通沿いに3月13日、九州発・手羽先名物の居酒屋「とめ手羽」（札幌市中央区北3西3、TEL 011-215-1370）がオープンした。経営はフェリックス（福岡市南区）。

鹿児島産「桜島美湯豚（びゆうとん）」の豚足

　九州を中心に全国で27店舗を展開する同店。2008年に初めて九州を離れ、東京に出店。北海道への出店は今回が初。宴会需要獲得を狙い、市内中心部・ビジネス街で「札幌駅前通地下歩行空間」に直結したビルへ出店。店舗面積は263.87平方メートルで、席数は100席。

　同店の名物手羽先は、同店特製のたれに漬けた手羽を素揚げして数種類の塩をまぶす「全国からあげグランプリ 手羽先部門」で3年連続金賞を受賞する「とめ手羽」と、自家製の熟成だれをかける「あま手羽」の2種。串に刺して提供し見た目の差別化と手が汚れないようにする工夫も。手羽先を揚げるには同社の認定資格「手羽マスター」を取得することが条件で、筆記・実技試験を経て合格者のみが同資格を獲得できる。

　主なメニューは、手羽先各種（1本150円）、九州から毎日直送する「馬刺し」（2人前1,380円～）、しょうゆ、京風白みそ、うま辛みその3種から選べる「博多もつ鍋」（980円）、大根おろしを鍋に入れ、国産ブランド豚「天恵美豚（ていんけいびとん）」を使った「みぞれつゆしゃぶしゃぶ」（1,480円）、鹿児島産「桜島美湯豚（びゆうとん）」の豚足の空揚げ「とんから」や豚足をポン酢に付ける「ゆでとんぽん」（以上500円）など。

　コースは「とめ手羽＆博多もつ鍋」（飲み放題付き3,500円）、「天恵美豚のみぞれつゆしゃぶ鍋」（同4,000円）、ランチは「チキン南蛮定食」「パリパリ皿うどん定食」「もつチャンポン」（以上630円～）など九州各県のご当地グルメを週替わりで提供する。

　「物件が決まり次第、今後も道内での出店を検討する」（同社広報）という。

　営業時間は、ランチ＝11時30分～14時、ディナー＝17時～23時30分（ランチは平日のみ、日曜・祝日は23時まで）。お通し代300円。