札幌・地下鉄澄川駅近くに昨年12月1日、漢方を使った若鶏の丸焼き店「ぐるぐる」(札幌市南区澄川4条2、TEL 011-815-3877)がオープンした。
店舗面積は約15坪で、席数は14席。「韓国では非常にポピュラーな料理。日本には韓国料理店は多いが、何か一品に力を入れている店が少なかったので、一品に力を注いだ料理を食べていただきたいと思っていた」と店主の金(キム)さん。日本の韓国料理店で料理人をしながら、数年間構想を練って開業にこぎ着けた。開業にあたり、韓国で人気の丸焼き専門店で修業してノウハウを学び日本に帰ってきたという。
「ぐるぐる若鶏の漢方丸焼き」(1,950円)は、若鶏の中に、もち米、高麗(こうらい)ニンジン、くり、銀杏、ナツメ、松の実、ニンニクなど7種の具と漢方を詰め込み、炭を使った専用のオーブン内で余分な油を落としながら1時間半かけて焼き上げる。表面に「パリパリ」の食感を残し、中の肉はジューシーに仕上がるという。均一に熱が通るよう串を中心に肉を「ぐるぐる」と回して調理し、その様子を店名にも冠した。1時間半前に予約するとテークアウトもできる。
そのほか、「若鶏の漢方おかゆ」(500円)、「キムチ ビビン麺」(600円)、自家製キムチ(250円)、チャンジャ(200円)や若鶏の漢方おかゆ・キムチ・ワンドリンクをセットにしたランチメニュー(500円)も提供する。
金さんは「鶏肉と漢方はヘルシーな組み合わせ。若者からご年配の方まで、多くの方に味わっていただければ」と話す。
営業時間は12時~22時(ランチは14時まで)。月曜定休。