札幌・「ススキノ市場」向かいに10月26日、カフェバー「森」(札幌市中央区南6西5、TEL 090-6212-0065)がオープンした。
店舗面積は14坪で、席数は1階がカウンター10席・テーブル4席、2階がテーブル8席。店内は老舗喫茶だった「野口」の空きテナントを改装。古木を壁面に打ち込みログハウス風の店内に仕上げ、椅子は全てロッキングチェアーで統一した。「ロッキングチェアーを使うことは譲れなかったので、それに合わせて古木を使って木の温かみがある雰囲気に仕上げた」と店主の森さん。アンティークやビンテージ家具、アイヌの民族家具などもディスプレーし「インテリアにもこだわった」という。
主なメニューは、「一番絞り」「ハイネケン」「コロナ」(600円~)、ワイン各種(グラス=600円~、ボトル=3,000円~)、シャンパン(グラス=800円~、ボトル=6,100円)、コーヒー(フレンチ=550円、オリジナルブレンド=600円)、前菜5種(650円)、パスタ(950円)、チーズケーキ各種(450円)など。チャージ150円。
もともと市内のワインバーダイニングに勤めていたという森さんの「おすすめ」は南米のワイン。南米は少雨の地域でブドウ本来の香りが強いワインが特徴だという。コーヒーは、市内の老舗コーヒーショップ「自家焙煎(ばいせん)珈琲蔵人(くらうど)」(中央区南18西14)から仕入れた豆を使う。「ワインとコーヒーは実は相性の良い飲み物。飲んだ後の締めや次の店に行く合間の一休憩にコーヒーが飲める店はススキノにはなかなかないので、ススキノでの新たな楽しみ方を創出できれば」(森さん)。食器は「ナルミ」やアンティークをそろえた。
「喫茶店というと、札幌市内で言えば円山や伏見のイメージも強いが、ススキノならではの気軽な雰囲気で楽しめる店として利用していただければ」と森さん。「現在はワイン好きのリピーターや倶知安町など市外から駆け付けるファンも増えた。コーヒーとワインの店としてススキノに根付いた店にしたい」と意気込みも見せる。
営業時間は15時~翌2時。日曜定休。