売り上げの一部を円山動物園(札幌市中央区宮ヶ丘3)へ寄付する商品「白クマ塩ラーメン」の累計販売数が200万食を超え、寄付総額が今月500万円を超えた。
札幌市が運営する同園では1963(昭和38)年から、2006年に絶滅危惧(きぐ)種に指定されたホッキョクグマの飼育と繁殖に積極的に取り組んでおり、2000年以降では日本で唯一繁殖に成功。「一時的なものではなく継続的に繁殖を支援できるように」と、売り上げの一部が同園に寄付される仕組みの「コーズブランド商品」として販売元「ノースユナイテッド」(白石区)の高橋廣行社長が商品を企画。2010年8月から販売を始めた。
従来のインスタントラーメンとは異なり、48時間かけて乾燥させた麺に仕上げ、生麺さながらの食感に仕上げるなど製法にこだわったという同商品。今年に入り、インスタントラーメン評論家の大山即席斎(そくせきさい)さんに紹介されるなどして各種メディアに取り上げられ話題となっている。
円山動物園の認知向上・運営・発展に貢献したとし、上田文雄市長からの感謝状授与式も11月28日に予定する。
価格は180円。同園オフィシャルショップ、全国土産店、ネットショップなどで販売中。