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道産酒テーマのスタンプラリー「パ酒ポート」-道内23酒造巡り地域活性へ

「パ酒ポート」の表紙

「パ酒ポート」の表紙

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 北海道内23カ所の酒造所を巡るスタンプラリー「パ酒ポート」が、口コミで人気を集めている。企画は「酒・食・観光」をテーマに道産酒PRを手掛ける「北海道広域道産酒協議会」(北海道小樽市)。

海や街並みを見渡すことができる小樽市のワイナリー「北海道ワイン」

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 清酒・ワイン・ビールなど、酒類の垣根を越えた道産酒のブランド価値向上、認知・消費拡大による地域活性化を目的に、JTB北海道(札幌市中央区北1西6)が立ち上げた同協議会。「食と観光は北海道の代表的なブランドだが、当企画では第一に『酒』を主軸にした。実際に足を運んで酒造所を巡ることで、道産酒を楽しみながら生産地の景色や食などの魅力も知っていただき、地域との交流を図り活性化につなげたい」とJTB北海道の阿部晃士さん。「すすきのでも、道産酒を取り扱っているのは3~4割。観光客はその土地のものを味わいたいはずなのに、道産酒はいまいち認知されていない。消費量が高まればコストも下がる。需要と供給が生まれることで北海道観光を盛り上げたい」

 「パ酒ポート」は7月21日に販売を開始。押したスタンプの数により「A賞(酒学士)」「B賞(酒修士)」、「C賞(酒博士)」「特賞」の各プレゼントに応募できる。酒造で提示するとオリジナルグッズ贈呈や割引サービスなど酒造ごとの特典もあり、18の温浴施設で「ワンコイン入浴」(500円)、「宇佐美鉱油」(愛知県島津市)が経営する道内18のガソリンスタンドでは、ガソリン1リットル当たり5円割引になるクーポンとしても利用できる。「北海道では、観光客の8割が車で移動する。ドライブを楽しみ酒造を巡り、疲れたときには温泉に行ったり宿泊したりするなどの需要を期待している」(阿部さん)。12月~3月にはバスツアーも企画する。

 「参加者の年齢層は20代~60代と幅広く、道外の方やファミリーでの参加者もいらっしゃる。参加者のブログによる書き込みなどで徐々に口コミが広まっているので、今後の動向にも期待したい」とし、「来年度版に向けての企画も進めているので、より多くの参加酒造・イベント・特典を用意したい」と意欲を見せる。

 実施期間は来年3月31日まで。価格は350円。ローソンチケット、JTB北海道10店、参加酒造所・温泉施設で販売中。参加酒造所・温泉施設・「宇佐美ガソリンスタンド」各店詳細はホームページで確認できる。

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