札幌・モエレ沼公園で7月28日、花火大会「MOERE SUMMER FESTIVAL 2012」が開催される。

「水花火」のイメージ

　今年初開催となる同イベント。音、レーザーを使った光、水花火、火柱などを使い「アート性に富んだ花火」をテーマに「30分間ノンストップ」で8000発の花火を打ち上げる。

　「彫刻家のイサム・ノグチさんの作品がちりばめられた公園にふさわしい花火を打ち上げたかった」と同イベント副実行委員長の浦谷さん。「この場所で花火大会を行うのも初めての試み。昔はごみ処理場だった所から新たに芸術が生まれたこの場所で、アートとエンターテインメントを融合した花火を楽しんでほしい」。「北海道で最も上品な花火大会」という理念の下、飲食物の質や会場内でアルコール販売を禁止するなど、開催中の規約もこだわり、「札幌市民による札幌市民の花火大会」と位置付け、「サポーターチケット」として入場券を販売する。

　「徐々に市内でも花火大会が減ってきたが、札幌市民が一丸となりこれからを担う子どもたちに『札幌にはこんなにすてきなイベントがある』という未来を残したい。5年、10年のスパンでより大きく、市民に愛される夏の風物詩となり、創造的な街作りのきっかけになる一つの柱になればうれしい」とも。

　開場は17時～22時。開催時間は19時30分～20時10分を予定。チケットは3,000円。ローソンチケットで販売中。動員定員は1万2000人。悪天候の場合、翌日に延期。問い合わせは「MOERE SUMMER FESTIVAL実行委員」（TEL 011-375-7271）まで。