北海道牛乳・乳製品の販売促進キャンペーンを手がけるアーガス(札幌市中央区北2西2)は12月14日、さっぽろ地下街ポールタウン内に北海道産チーズ専門店「Cheese Please(チーズ・プリーズ)」(南3西3、TEL 011-272-6551)をオープンした。
同社は、道産チーズのPRとともに、酪農家が自分たちのチーズをきちんと説明し消費者に伝える場所としてオープンした同社初の店舗。オープン時は、約30カ所の酪農家から100種類以上の商品を用意。「気軽にチーズに親しんでもらいたい」(同社)と、国産チーズには少ないカット販売も行う。
店舗面積は約9坪。自然のナチュラルチーズを取り扱うため、店内は白と白木を基調に「自然な感じを出した」(同社)という。モッツァレラやカマンベール、クリームチーズなど代表的なチーズをはじめ、低脂肪のファーメントチーズ、オリーブオイルに漬けたヤギのチーズなど、さまざまな種類のチーズを取り扱う。カット販売用に約30種類のチーズを用意し、オープン時には40キログラムもあるセミハードタイプのチーズも。カット販売の価格は、100グラム=500円前後。
そのほか、関連商品として、牛乳やヨーグルトも取り扱う。商品はすべて手作りのため数量に限りがあり、時期によって入れ替わる。今後は、仕入先も増やすという。
道内の工房を回り、酪農家から直接話を聞いて勉強したという同店の梨本志津子店長は「食べ方の提案などもするので何でも聞いてもらいたい」と話す一方、「チーズは生き物。いかに質を下げず提供していくかとても神経を使うが、カット販売をしているところは少ないので、なんとか成功させたい」と意気込みを見せる。
営業時間は10時~20時。