札幌の冬の風物詩「さっぽろ雪まつり」が2月6日に開幕し、名物の雪像作品の周りは多くの来場者らでにぎわっている。
今年で63回目を迎える同イベントには、例年200万人以上の観光客が道内外から訪れる。市民らが作る「市民雪像」は、毎年トレンドをあしらったユニークな作品が並び、昨年は北海道日本ハムファイターズに入団した「佑ちゃん」雪像が話題となった。
今年は、昨年ワールドカップで優勝しFIFAの最優秀賞「バロンドール」に選ばれた澤穂希(ほまれ)選手の雪像や北海道日本ハムファイターズからメジャーリーグ球団・テキサスレンジャーズに移籍するダルビッシュ有選手の雪像、CMで話題となった「ありがとウサギ」、今年5月に完成する「東京スカイツリー」と干支の辰(たつ)年を組み合わせた「スカイツリーが辰」雪像、ツイートが物議を呼んだ北海道・長万部町のゆるキャラ「まんべくん」、「怖くてかわいい」ご当地ゆるキャラ「メロン熊」など105基の市民雪像が展示されている。
そのほか、東京ディズニシー開園10周年を記念し、魔法使いに扮(ふん)したミッキーマウス、インドのタージ・マハル、週刊少年ジャンプの人気作品「ワンピース」から「ルフィ」と「チョッパー」、「トリコ」から「トリコ」と「小松」らをあしらったキャラクターなどの大雪像に、多くの来場者が歓声を上げ記念撮影する姿も見られる。
雪像のほか、スケートリンク、高さ24メートル・全長60メートル・最大傾斜39度のジャンプ台でのスキー・スノーボードのジャンプセッションイベント、飲食店ブースを設け、すすきの会場では、氷の彫刻像を展示する氷の祭典、つどーむ(東区)会場では、すべり台やスノークラフトなどのキッズ向けアクティビティ型コーナーも展開。
開催時間は、大通公園会場ライトアップ=22時、すすきの会場ライトアップ=日没~24時、つどーむ会場=9時~17時。今月12日まで。