札幌・バスセンター近くに1月5日、アウトドアをコンセプトにした「ハンモック」カフェ「hammock base cafe(ハンモックベースカフェ)」(札幌市中央区南1条東2、TEL 011-272-2244)がオープンした。
店舗面積は約30坪。席数はカウンター席7席。地下1階に広々と設けた店内には、店奥にハンモックチェア10個・ベンチ・クッション・テーブルなどを用意し、20人ほどが靴を脱いで上がれるスペースも設ける。
内装を担当したのは、地域のコミュニティーをテーマにした小規模複合商業施設「円山インディゴ」(南4条西18)や、狸小路の占いの館「SPIRITUAL SPACE ALICE(スピリチュアルスペース アリス)」(南2条西4)などを手掛けた、家具・雑貨販売・リノベーション「Tink(ティンク)」社長の伊藤雄司さん。
店主の今西努さんはアウトドアが趣味。もともとカフェを経営していたこともあり、「ハンモックがあって、ゆったりとお客さまがくつろげる空間のカフェがあれば」とアウトドアをメーンにした店を考えていたという。今西さんの実家で、搾りたての生乳を使った乳製品を販売する「ミルク工房カウベル」(余市町)のソフトクリームなどを円山インディゴで販売していた経緯から、今西さんは伊藤さんと知り合い意気投合。ハンモック・カフェ実現に向けて動き出した。
コンセプトは「アウトドア」。内装は、しっくいの壁面をベースに暖色照明を配置するなど、「地下の洞窟をくりぬいた」雰囲気に仕上げ、冬季でも関係なく年中通して楽しめるハンモックをメーンに配置した。
料理のコンセプトもアウトドアで、キャンプの定番・カレーやダッチオーブンを使った料理、薫製などをメーンにそろえる。今西さんの「おすすめ」は、水を使わずに調理した無水カレー「チキンティッカマサラカレー」や、ダッチオーブンで調理する「おにぎりと豚の香草焼き」(以上850円)など。
そのほか、「おにぎりと日替わりスープ」(800円)、「自家製薫製たまご」(400円)、「自家製薫製チーズ」(500円)、「豚肉のダッチオーブン焼き」(600円)、「トマトマリネ」「自家製ピクルス」(以上450円)や、デザートには、今西さんの実家でもある余市カウベルのアイスクリーム(400円~)のほか、アップルチャイケーキ(400円)、ワッフル(300円)なども用意する。
ドリンクは、コーヒー・ソフトドリンク(500円)、紅茶(500円~)、カフェオレ・チャイ(以上550円)、「世界一辛いブレナムジンジャーエール」(700円)。アルコールは、ビール(500円~)、カクテル(650円)、梅酒・果実酒(600円)など。
「オープン前は20代後半~30代半ばぐらいまでの年代をメーンターゲットと考えていたが、プレオープン時のお客さまの様子を見ると、老若男女問わずハンモックが好きな方・興味のある方同士が交流を深めていた。幅広い世代の方々の出会いや『つながりの場』としてご利用いただければ」と今西さん。「もともとアウトドアやハンモックが好きな方だけでなく、当店を訪れたことをきっかけにアウトドアにはまってもらえる店を目指したい」とも。
営業時間は12時~24時。月曜定休(月曜が祝日の場合は営業、火曜休み)。