日本最大級のレゴブロックイベント「レゴブロックワールドSAPPORO」が1月6日、北翔クロテック月寒ドーム(札幌市豊平区月寒東3条11)で始まった。
レゴブロックはデンマーク発祥の知育玩具。同イベントでは、「親子のふれあい」をテーマに、展示物を見るだけでなく、「親子で参加・体験できるコーナー」を設けた。
「目玉」となるコーナーは、会場中央に展示する白いブロックだけで作った全長40メートルの巨大作品「ホワイトワールド」。レゴを作るクリエーター「レゴモデルビルダー」の直江和由さん監修の下、札幌の冬の街並みである雪をイメージした高さ約3.5メートル・幅約6メートルの「未来の白い札幌のまち」を作品中央に配置し、一般参加者が手掛ける建物や乗り物などのミニサイズ作品「ホワイトタウン」を加えていく。ブロック内部にはLEDライトを組み込みイルミネーション効果も加えるなど工夫を凝らす。
「プレイベントで作った一般参加者の制作物を展示や来場者が随時作品の制作に参加できるので、イベント最終日に初めて作品が完成する。徐々に手が加えられる作品を見ていくのは楽しみになってくるのでは」と同イベント担当者。開催中の同コーナーの様子はユーストリーム配信も行う。
そのほか、レゴ社設立から現在に至るまでの歴史を年代別に紹介するパネルや映像資料、デンマークから取り寄せた1960年代のレゴブロックなどを展示する「ヒストリーワールド」、全長約4メートルのジンベイザメの作品をメーンに熱帯魚などの作品を展示する「海底ワールド」、北海道のレゴモデルビルダーチーム「キタレゴ」が手掛けた「北海道庁」「札幌テレビ塔」「豊平館」など北海道のランドマークや鉄道模型などを展示する「タウンワールド」、映画「スター・ウォーズ」とコラボしたシリーズのショップを展開する「ギャラクシーワールド」などを展開。映画「トイ・ストーリー」「カーズ」など期間限定商品や廃盤の商品、レギュラー商品をラインアップした販売スペースも設ける。
開催当日は、開場と同時に家族連れや昔からの大人のファン層、カップルなど1,000人以上の来場者が駆け込むなどでにぎわった。
「巨大な規模でレゴ作品を見て触れることができるイベント。大人から子どもまで多くの方に楽しんでもらいたい」と同イベント担当者。「北海道ならではの作品など、地域性を表した作品などにも注目していただければ」とも。
開場時間は9時~16時30分(最終日は16時まで)。入場料は、大人=前売り800円(当日1,000円)、子ども(3歳~小学生)=同500円(同700円)。今月15日まで。