札幌・中の島駅前に10月6日、洋菓子店「Aube Le Coeur（オーブ・ル・クール）」（札幌市豊平区中の島1条2、TEL 011-837-5533）がオープンした。

「ルバーブのレアチーズ」

　パティシエの林重暁さんは製菓専門学校を卒業後、ホテルや洋菓子店で10年以上腕を磨いた。店名は、自分の名前でフランス語で「暁」を意味する「オーブ」と「心」を意味する「ル・クール」を組み合わせ「心を込めた幸せなスイーツを提供する」という思いを込めた。店舗面積は約7坪で、店内は白を基調にした明るく清潔感のある内装に仕上げた。

　同店の「おすすめ」は北海道産の野菜を使ったケーキ「ベジスイーツ」。「以前働いていた店で野菜を使ったスイーツを作っていたことがあり、そのときに興味を持ったのが当店で提供するきっかけになった。東京ではヘルシー志向のスイーツ文化も浸透しているので北海道でも魅力を広めたいと思った」と林さん。「使う野菜は北海道産で、ケーキの主な材料となる小麦粉、牛乳、卵、生クリームなどもなるべく北海道産を使う」

　主なメニューは、「カボチャモンブラン」「サツマ芋モンブラン」「フロマージュ」「ショコラ」「ルバーブのレアチーズ」（以上320円）、「カボチャロール」（260円）、「ジャガイモミルクレープ」「ユリ根のホワイトロール」（以上280円）、「ポワール」（340円）、「フレジェ」（350円）、シュークリーム各種（120円）、「テンサイ糖プリン」（250円）、「まさかりカボチャプリン」（270円）など。

　そのほか「サブレ」「チョコチップスコーン」「ココナツクッキー」「抹茶パウンドケーキ」「カボチャパウンドケーキ」「オレンジパウンドケーキ」（以上120円）、焼き菓子の詰め合わせ（5個セット700円、10個セット1,350円）も用意する。

　「昼は近隣の年配のお客さまが多く、夕方から夜は仕事帰りのサラリーマン、OLと客層が分かれていて、ファミリー層の多いこの場所の地域性が出ているように思う」と林さん。「ケーキは甘くしすぎず、子どもから年配の方まで万人に好まれる味わいに仕上げている。気軽に立ち寄っていただければ」とも。

　営業時間は11時～21時。