札幌・大通公園で10月30日、ゾンビ仮装による参加型行進パォーマンス「Zombie Walk(ゾンビウォーク)2011 in SAPPORO」が開催され、約150人のゾンビが街をさまよい歩いた。
同イベントは2003年、カナダのトロントで開催されたことをきっかけに、ロンドンやシドニーなど、世界の大都市に広まったゾンビ仮装行列。初めは数人規模だったという同イベントは、現在では数千人規模にまで膨れ上がり、昨年にはオーストラリアのブリスベンで約1万人の動員を記録した。
当日は、参加者が身体中を「血みどろ」や腐敗させたメーク、囚人服やナース服、身体に包丁が刺さった衣装などで仮装したゾンビが会場内をさまよい歩き、「生首」「死肉」の取り合い、生身の人間が「いけにえ」になるなどさまざまなパフォーマンスでイベントを盛り上げた。終了間近には、カラスが騒ぎだし慌ただしく空を飛ぶというハプニングもあり、会場の「恐怖感」を煽(あお)った。
同イベントプロデューサーは「今後は札幌市内や北海道内だけでなく、全国、海外からも参加者が集うような大きなイベントにしたい。数千人、数万人規模の開催を目指したい」と話す。