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札幌・大通公園で日本初の「ゾンビウォーク」-ゾンビ映画祭・ゾンビ料理も

バンクーバーで行われたゾンビウォーク(撮影:Eric Flexyourhead)

バンクーバーで行われたゾンビウォーク(撮影:Eric Flexyourhead)

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 札幌・大通公園3丁目~5丁目で10月30日、ゾンビ仮装による参加型行進パォーマンス「Zombie Walk(ゾンビウォーク)2011 in SAPPORO」が開催される。主催はゾンビ会議。

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 同イベントは2003年、カナダのトロントで開催されたことをきっかけに、ロンドンやシドニーなど、世界の大都市に広まったゾンビ仮装行列。初めは数人規模だったという同イベントは、現在では数千人規模にまで膨れ上がり、昨年にはオーストラリアのブリスベンで約1万人の動員を記録した。

 札幌での主催を務めるゾンビ会議は2008年、札幌のゾンビ愛好家が集まり結成した有志団体。これまで、ゾンビをテーマにしたショートフィルムの制作などを行っていたが、老若男女問わず幅広い世代で世界的な広まりを見せるゾンビウォークを日本に取り入れようとイベントの実現にこぎ着けた。

 「海外ではハロウィーンなど、『怖いもの』を楽しもうとする文化がある。ゾンビはサブカル要素が強く日本ではなかなか根付いていない文化だが、ゾンビには根強いファンが存在する」と同イベントプロデューサー。「日本ではまだ市街で行われるゾンビウォークが開催された記録はなく、今イベントが日本で初めてとなる。札幌にはさまざまな文化を受け入れられる気質があるので、ぜひ成功させたい」とも。

 参加者は好きなゾンビメークと衣装に身を包みながら大通公園に集まり、公園内を1時間ほど歩き回る。メークと衣装は参加者の自前となるが、予約制でプロのメークが受けられる相談にも乗るという。「日本で初めてということもあり道外からの反響もあったが、当日参加できない方のためにユーストリームでの生放送も予定する」と同プロデューサー。そのほか、プロのフォトグラファーと映像作家によるフォトアルバムやプロモーションビデオなども制作するという。

 ゾンビウォーク後は会場をイベントホール「PROVO(プロボ)」(札幌市中央区南6条東1)に移し、「ゾンビナイト」と称したイベントも行う。ゾンビナイトでは、日本のプロダクション「EGGHEADS」の作品「地獄のスイカ割り」などのゾンビ映画3作品を上映し、「キングオブゾンビムービー」を決定する「ゾンビ映画祭」や、参加者の中から最もすぐれた仮装をした「ベストオブゾンビ」を選出する「ゾンビスタイルコンテスト」を行う。そのほか、DJによるパフォーマンス、「血みどろオムライス」や鶏の足などを使ったグロテスクな「ゾンビ料理」、血をイメージしたカクテルなども販売する。

 「東日本大震災の影響で海外からの観光客は激減した。もう一度、日本、そして札幌は安全で決して負けないということを『何度でも立ち上がる』不屈のイメージを持ち、海外での認知度が高いゾンビを借りて国内外へアピールしたい」と同プロデューサー。「今回のイベントを一度きりのもので終わらせるのではなく、継続的に行っていき、札幌から1万人規模を目指したい」とも。

 開催時間は、ゾンビウォーク=15時30分~16時30分、ゾンビナイト=18時~21時(19時まではゾンビ映画祭)。ゾンビウォークは参加無料。ゾンビナイトの入場料は1,500円(ワンドリンク付き)。参加申し込みは、ゾンビ会議のホームページから受け付ける。

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