リリース発行企業:株式会社eWeLL
10月10日「世界メンタルヘルスデー」を記念 ―― 在宅医療の質向上と効率化をDXで支援する株式会社eWeLL(証券コード:5038 本社:大阪市中央区)は、2025年10月5日(日)にグランフロント大阪(大阪駅直結)にて、精神科訪問看護に携わる看護師や関係者を対象とした特別イベントを開催したことをお知らせします。
当日は精神科訪問看護師をはじめとする50人以上が集まり、映画や交流会、特別セミナーを通じて、日々のケアに活かすための知見を深めました。
■開催の背景:深刻化する日本のメンタルヘルス課題
世界精神保健調査の結果によると、日本の精神障害へ罹患する生涯有病率は22.9%と報告されており、精神疾患は「誰でも罹患しうる」ものです。これは、国民全体に対するメンタルヘルスについての正しい知識の普及啓発や、地域における支援の必要性を高めています。
こうした背景もあり、厚生労働省は「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の構築に向けた施策を進めています。
これは、精神障害の有無や程度にかかわらず、誰もが安心して自分らしく暮らすことができるよう、医療、障害福祉・介護、住まい、社会参加(就労など)、地域の助け合い、普及啓発(教育など)が包括的に確保されたシステムのことであり、同システムは地域共生社会の実現に向かっていく上では欠かせないものです。
地域包括ケアシステムの構築を進めるためには、地域住民の理解や支えも重要であり、地域住民に対する普及啓発を効果的な方法で実施していくことが求められています。
具体的な取り組みとして、地域住民に対する初期対応法を広く普及するために「心のサポーター」を養成するための事業や各地でのイベントが実施されています。
こうした取り組みだけでなく、様々な形でメンタルヘルスについての正しい情報の普及・啓発の社会的なニーズは高まり続けています。
このような社会背景から、eWeLLは訪問看護を行っている方を中心にメンタルヘルスの現状理解と専門知識の深化を促進するため、今回の開催に至りました。
本イベントは、トミーズアクションクラブ様が主催する「世界メンタルヘルスデー 映画上映会プロジェクト」に、eWeLLが企業スポンサーとなって実現したものです。
■イベント概要
本イベントでは、強迫症を抱える高校生を実体験に基づき描かれた映画の上映に加え、特別講師による精神科訪問看護セミナーやランチ交流会を実施しました。
―プログラム―
- 映画上映「悠優の君へ」 ―強迫症を抱える高校生の孤独や悩み、友情を描いた物語―
- シェアタイム 映画の感想を語り合う
- ランチ交流会
- 映画監督と主演女優のトークセッション
- 特別セミナー 「精神科訪問看護を“見える化”する」 講師:
参加者からは、「自分を大切にするということ、令和のいまどのように訪問ケアを行うかを考える機会となりました」「セミナーがとても参考になりました」「他事業所の看護師さんと交流でき、視野が広がった」といった声が多数寄せられました。
■世界メンタルヘルスデーとは
世界精神保健連盟が、1992年よりメンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的として、10月10日を「世界メンタルヘルスデー」と定めました。
その後、世界保健機関(WHO)も協賛し、正式な国際デー(国際記念日)とされています。
世界メンタルヘルスデーJAPAN2025特設サイト|厚生労働省
■eWeLL 代表取締役社長 中野剛人からのメッセージ
「少子高齢化や精神疾患・精神障害の増加など、昨今の社会情勢から、訪問看護の重要性はますます高まっています。皆さまが利用者(在宅療養者)さまと向き合う時間を増やし、看護ケアに集中できる環境を整えることは、これからの日本にとって重要な課題だととらえております。
私たちはこれからも皆さまと共に歩み、訪問看護のさらなる発展とメンタルヘルスケアの普及・啓発を後押ししてまいります」
〈関連〉
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■eWeLLについて
「ひとを幸せにする」をミッションに掲げ、DXで在宅医療の業務支援を推進し、医療従事者の業務効率化と患者QOLの向上を実現するサービスを提供しています。
訪問看護向け電子カルテ「iBow」、地域全体の医療リソースを最適化し病院の退院支援を効率化するマッチングプラットフォーム「けあログっと」等を展開し、全国47都道府県で5万4千人以上の看護師等(※1)の業務で日々利用され、延べ74万人以上の在宅患者(※2)の療養を支えています。
社名 :株式会社eWeLL
上場市場 :東京証券取引所グロース市場(証券コード:5038)
代表者 :代表取締役社長 中野 剛人(ナカノ ノリト)
本社 :大阪市中央区久太郎町4-1-3 大阪御堂筋ビル13F
設立 :2012年6月11日
事業内容 :在宅医療分野における業務支援事業(訪問看護ステーション向けSaaS型業務支援ツール(電子カルテシステム「iBow」)等を提供する事業、診療報酬請求業務を代行する「iBow 事務管理代行サービス」など)
URL :eWeLL公式サイト https://ewell.co.jp
eWeLL IR情報 https://ewell.co.jp/ir
iBow公式サイト https://ewellibow.jp
けあログっと公式 https://carelogood.jp
受賞歴 :2021年『第16回ニッポン新事業創出大賞 経済産業大臣賞 最優秀賞』
2022年『第21回Japan Venture Awards 中小機構理事長賞』
2023年『EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2023 ジャパン』
2024年『KANSAI DX AWARD 2024 近畿総合通信局長賞(総務省)』
2025年『経済産業省 DXセレクション2025 優良事例賞』
同年 『看護DXアワード 2025 home nursing賞』
同年 『ポーター賞 2025』
※1 2024年12月末時点におけるiBow上で稼働中職員の看護師、准看護師、専門看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士、看護助手等の総数。
※2 2024年12月末時点における発行されたiBow上の訪問看護指示書の延べ対象患者数。