Wonder Drill株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:平山傑)は、株式会社東洋経済新報社が発表する「すごいベンチャー100」2025年最新版に選出されました。同企画は、ユニークなビジネス
モデルや先進的な技術を持つ次世代ユニコーン候補として注目される100社を厳選するもので、当社は医療DX分野における音声認識技術の革新性と社会的インパクトが評価されました。
■ 東洋経済「すごいベンチャー100」2025年最新版に選出
Wonder Drill株式会社は、2025年10月6日発売の週刊東洋経済特集「すごいベンチャー100」2025年最新版に選出されました。
「すごいベンチャー100」は、東洋経済新報社の編集部が、ユニークなビジネスモデルや先進的な技術を持つベンチャー企業を、資金調達状況などを勘案しながら厳選する企画です。設立から10年以内の企業を対象に、次世代のユニコーン候補として注目される100社が選ばれます。
当社は医療DX分野において、音声認識技術を活用した診療記録自動化システム「コエレク」により、医療現場の構造的課題である「記録業務の負担」を解決する革新性と、全国の医療機関への社会的インパクトが評価されました。
掲載誌情報:
- 週刊東洋経済 2025年10月11日号(10月6日発売)
- 特集「すごいベンチャー100」2025年最新版
- 参考URL:https://toyokeizai.net/articles/-/907344
■ 医療現場が直面する深刻な課題
日本の医療現場では、医師の40%が週60時間以上勤務し、診療時間の30%以上が記録・事務作業に費やされています(厚生労働省「医師の働き方改革に関する検討会」資料より)。
特に救急医療・外来診療の現場では、診察後の電子カルテ入力に1患者あたり平均25分を要し、医師の診療後残業の最大要因の一つとなっています。この「記録業務による時間の喪失」が、医療従事者の疲弊と離職、そして医療の質低下という悪循環を生み出しています。
医療従事者が本来の使命である「患者と向き合う時間」を取り戻すことが、日本の医療の持続可能性を確保するための最優先課題となっています。
■ コエレクが実現する医療DXの未来
救急情報一元化アプリ「コエレク」は、音声認識技術により診療内容をリアルタイムで文字起こしし、電子カルテへ自動転記するシステムです。医師が患者と対話しながら診療を進めるだけで、診療記録が自動的に作成されます。
主な機能:
- リアルタイム音声認識による診療内容の自動文字起こし
- 電子カルテへの自動転記(主要電子カルテシステム対応)
- 未記載情報の提案、取りこぼしの無い記録作成サポート
- SOAP形式など医療記録フォーマットへの自動整形
-診療科、使用者に合わせたオリジナルカルテ生成
導入効果:
- 記録業務時間を80%削減
- 診療後残業の大幅削減(平均2時間/日→10分/日)
- 医療従事者が患者対話に集中できる環境の実現
- より安全で正確な診療記録の作成(記録漏れ防止)
コエレクは現在、全国の医療機関で導入が進んでおり、救急外来、一般外来、在宅医療など、様々な診療シーンで「記録業務からの解放」を実現しています。