NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(代表取締役社長:堀切 智)のグループ会社、日本通運株式会社(代表取締役社長:竹添 進二郎、以下「日本通運」)、日本貨物鉄道株式会社(代表取締役社長:犬飼 新、以下「JR貨物」)、株式会社 T2(代表取締役CEO:森本 成城、以下「T2」)の3社は、日本国内で初めてとなる自動運転トラックと貨物鉄道を組み合わせた「モーダルコンビネーション」*?の実証を開始しました。
第一弾として、雪印メグミルク株式会社(代表取締役社長:佐藤 雅俊、以下「雪印メグミルク」)の常温品を北海道―関西間で輸送します。今回の実証ではT2が開発したレベル2*?自動運転トラックによる幹線輸送に取り組みつつ、今後、T2が2027年から開始を予定しているレベル4*?自動運転トラックを用いたモーダルコンビネーションも視野に入れ、国内初となる新たな輸送モデルが確立できるか検証を行います。
本取り組みは、 地球環境問題への対応や物流業界の労働環境改善、労働力不足の解消など、持続可能な物流の実現を目指し、2024年11月より日本通運・全国通運(代表取締役社長:吉澤 淳)・日本フレートライナー(代表取締役社長:峯 昭彦)・JR貨物・T2の5社で、検討を進めてまいりました。
貨物鉄道輸送の全国ネットワークと、T2が有する自動運転トラック技術を融合させ「自動運転トラック×貨物鉄道」のモーダルコンビネーションを実現することで、自動運転区間における輸送ルートの複線化を構築する他、柔軟な輸送力の増加が可能となる等、物流の可能性を広げることを目的としています。
今回の実証では、JR貨物とT2で31フィートタイプの共用コンテナを共同開発しました。このコンテナを用いることで、モーダルコンビネーションの際に、貨物列車からT2のトラックへ直接載せ替えが可能となります。北海道から関東までをJR貨物の貨物列車で輸送し、関東から関西までの高速道路の一部区間をT2のレベル2自動運転トラックで幹線輸送します。また、日本通運は、貨物駅と顧客の物流拠点間の集貨・配達を担当します。
今回の実証のルート/役割イメージ