札幌市は現在、今月19日に札幌都心部で行う東日本巨大地震の被災地への街頭募金のボランティアを募集している。主催は社会福祉法人札幌市社会福祉協議会と札幌市共同募金委員会（TEL 011-614-3532）

　「札幌は比較的被害が小さかったとはいえ、誰しもが被災地にいた可能性がある。他人事で済まされる問題ではない」と同委員会の岩渕百合野さん。

　ボランティアは、札幌市民に限らず幅広く一般市民から募集する。参加希望者は、当日、札幌市役所1階ロビーに集合し受け付けを済ませ、グループ単位で都心部の街頭で活動する。主な活動場所は、札幌駅前通（札幌駅前～すすきの付近）と南1条通（東急ハンズ～丸ヨ池内付近）。防寒対策や雨具、交通費、昼食は各自負担となる。

　岩淵さんは「活動時間は参加者の任意なので、それぞれ自分のペースに合わせた無理のない形で参加してほしい」と話す。終了後、参加者は集合場所に戻り募金箱と募金を事務局へ引き渡す。寄付先は中央共同基金会。特に被害が大きかった東北や関東だけでなく、北海道での被災地なども含め適切な場所へ義援金として使われる。

　岩渕さんは「既に『自分一人では何もできないけど何かしたい』という方々から問い合わせをいただいている。募金の金額の大きさではなく、集まる人が多ければ励みになる。街頭で見かけたらぜひ寄付をしていただければ」と呼びかける。

　街頭募金の活動時間は11時～15時（受付時間は10時～14時）。今月15日に同委員会と各区の社会福祉協議会に設置した募金箱でも寄付が可能。募金箱の設置は9月30日まで。14日からは義援金口座も開設している。寄付先はいずれも中央共同募金会。