北海道ゆかりの映像作家の短編作品を上映する「資料館映画劇場」が12月25日・26日、札幌市資料館(札幌市中央区大通西13、TEL 011-251-0731)で開催される。
「studio REBARD」の芳井勇気さん製作「リアの島」のワンカット
企画・運営はNPO法人「h.i.p-a(ヒップエー)」。「日常をARTする」をコンセプトに絵画、彫刻、写真、演劇、ダンス、音楽などの芸術活動を行う人への活動支援、次世代の芸術家の育成、北海道の芸術環境の発展などを目指し活動している。
「札幌の古い建物やランドマークをアートで彩り、その中で新しい歴史を作りたい」と同企画担当者。これまで、「時計台」「豊平館」をロケーションに「日常をARTする」企画を開いてきた。
上映作品は北海道にゆかりのある作家や作品のアニメーションや実写など。25日は、札幌の映像作家集団「Qwifilm(キュウイフィルム)」が製作したクレイアニメーション「KUROMAME HAPPY LAND ベストセレクション」や、モノクロの映像と「非現実」をテーマにした倉重哲二さんの「スクリプティング・ゴースト」、切り絵をメーンにイラストやアニメを製作する金子友里香さんの「旅情詩」「a long day」「SCOPE」「生る日の潮汐」、モーショングラフィックス映像作家「Life」「NO RULE/ELECTLEAF」、墨絵アニメ「幻」「人魚」「ムーヴメント」「GAKI琵琶法師」「もうれんじゃかじゃか」など。
翌日は、北海道を拠点にした映像作家集団「studio REBARD」の芳井勇気さん製作のファンタジー「リアの島」や庄司樹さん製作のラブストーリー「相思華」、ゾンビをメーンテーマにした吉田伸太郎さんの作品「DEAD RIDE」など実写作品を上映する。
同担当者は「受賞歴のある作品やメディアからの注目度が高い作品を集めたので見応えもあるはず」と話す。「ショートフイルムやインディペンデント作品はあまり認知されていないのが現状。これをきっかけにたくさんの人に見てもらいたい」とも。
上演時間は両日共15時~17時。入場無料。