札幌の中心街に10月16日、創作料理のまごころダイニング「粋Laboratory（粋ラボ）」（札幌市中央区南1条西5、TEL 011-211-6145）がオープンして1カ月がたった。

おむすびを大葉に包んで揚げた「おむすび揚げちゃいました。」

　店舗面積は23.5坪。席数は、カウンター・小上がり・堀りごたつ・個室を含め全40席。内装は、壁面にレンガ、天井に木をあしらうなど「落ち着いてくつろげる家」をイメージした。「お客さまからは『隠れ家的な雰囲気』と好評をいただいている」とオーナーの石田香織さん。

　地産地消・医食同源・社会貢献などをコンセプトとする同店では、北海道の旬の野菜をメーンにした料理を提供。石田さんは「当店で使う玄米は、赤ちゃんの離乳食や病気の方にも良いとされる『長岡式酵素玄米』。この玄米が含まれるメニューを注文すると、カンボジアの井戸掘りに募金されるようになっている」と話す。

　主なメニューは、「新鮮レバ刺し」（850円）、「アボカドユッケ」（380円）、「クリームチーズのかりかりじゃこまぶし」（430円）、「ホンモノのひややっこ」（530円）、「とろ～りやわらか角煮」（750円）など。そのほか、ランチメニューでは「日替わりベジ定食」（790円）も用意する。

　ドリンクは、北海道久遠郡せたな町の有機認証米を使用した日本酒（1合＝550円～）やオーガニックワイン（グラス・500円、ボトル・3,000円～）など。今後は、若い人向けに日本酒を使ったカクテルも用意するという。

　石田さんの「おすすめ」は、おむすびを大葉に包んで揚げた「おむすび揚げちゃいました。」（2個450円）や有機野菜を特製の豆腐ソースで提供する「気まぐれ野菜のサラダ～特製豆腐タルタルソースを添えて～」（700円）など。

　「オープンから約1カ月。有機野菜やマクロビオティックなど、食に気を付けている方には男女問わず来店いただいている。店名は『粋を研究していこう』という思いから名付けた。オーガニックワインや日本酒に関するイベントや、社会貢献・海外の支援活動の写真展なども企画している」と石田さん。「疲れた体を癒す『食べて元気でハッピーになる』メニューを用意しているので、ぜひお越しいただければ」と来店を呼びかける。

　営業時間は、ランチ＝11時30分～15時、ディナー＝17時～24時。日曜・祝日定休。