北海道ドレスメーカー学院生が限定コンセプトショップ-商品企画から販売まで

2008年のショップ会場の様子

2008年のショップ会場の様子

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 札幌・4丁目プラザ(札幌市中央区南1条西4)に8月28日、北海道ドレスメーカー学院(中央区南4西16)2年生の43人が企画する期間限定のコンセプトショップがオープンする。

「ラントマン」で販売するアイテムの一例

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 出店は、毎年授業で行う実習の一環で、2003年から始めて今年で8回目。同学院生が主体となって情報収集から商品企画、商品制作、販売、決算までを一貫して行う。

 同学院生は市場調査として毎年展開するショップの利用客へ流行に関するアンケートを実施し、次年度のショップのコンセプトを決定する。昨年のアンケートから、今年は「最近のファッション傾向は流行にとらわれず自分らしい着こなしを求める傾向が見られ、さまざまなアイテムの洋服をミックスする『ミックスコーディネート』が注目されている」という結果を受け出店内容を検討。「隠れたところにこだわりを・隠れたところに遊び心を・あなたの個性を探し出す」をコンセプトに、フランス語で「かくれんぼ」を意味する「Cache Cache(カシュカシュ)」の名前でショップを展開する。

 同店内では衣料品と雑貨を扱う2つのオリジナルブランドを展開。衣料品は、フランス語で「ゆっくりと」を意味するブランド、「ラントマン」を展開。「大切なもの、好きなもの、私の時間をゆっくり歩む」をコンセプトにモード感のあるリラックススタイルを提案し、肌触りや素材感にこだわったチュニックブラウスやワンピースなど「ゆったり」としたシルエットのアイテムを企画したという。約1,500円~4,000円のアイテム約120点を販売予定。

 雑貨はフランス語で「花言葉」を意味するブランド「ル・ランガージュ・デュ・フルール」を展開。「花言葉のように花を贈ることで言葉を交わさずとも意思疎通ができるもの、作り手の思いを伝える」をコンセプトに真鍮や革など、「長く使い込むことで味の出る」アクセサリーや手袋など、約500円~1,500円のアイテム約150点を販売予定。

 そのほか不要な衣料を回収し、NPO法人・日本救援衣料センター(大阪市中央区)を通して援助品の寄贈や、販売商品を使い学院生が行うミニファッションショー、スナップ撮影など各種イベントも開催予定。

 「本学院生が一人ひとり手がけたすべて一点物の手作りアイテムを皆さんに届けたい」と話す同学院生・広報担当の猪股さん。「今年のテーマの一つである『ミックスコーディネート』は個性を生かすことのできる注目のコーディネートなので、ぜひ手に取り見ていただければ」とも。

 営業時間は10時~20時30分。9月5日まで。

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