札幌パルコに「バーチャル投射機」-人の動きに合わせ映像が変化

床面に投射された河原の水面イメージ映像。映像の上を歩くと「波紋」ができる。

床面に投射された河原の水面イメージ映像。映像の上を歩くと「波紋」ができる。

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 札幌パルコ(札幌市中央区南1西3)は8月22日、本館8階ダイニングパレットの下りエスカレーター前通路にバーチャル空間体験マシーン「Catchyoo(キャッチュウ)」を設置した。

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 同機は、プロジェクターの映像を床面に投射し、併設の赤外線センサーが感知した人の動きに合わせて瞬時に映像を変化させる仕組み。通行人が映像の中に入ると映像が揺れるように反応し、バーチャル空間を歩くような感覚を体験できる。オフィス機器製造販売のデュプロ(東京都豊島区)と共同で設置した。昨年8月、商業施設として初めて導入した渋谷パルコに続き、パルコ全店の中では2店舗目。北海道では初の試みとなる。

 現在床面に投影されているのは、爽やかな河原の水面イメージ。通行人が映像の上を歩くと、動きに合わせて映像の水面が「波紋」を描く。子どもをはじめ、幅広い年齢層から「人気を集めている」(札幌パルコ担当者)という。そのほか、プロジェクターに併設した赤外線センサーで、投影された映像の上を通った人の数もカウントできる。

 映像の種類は10パターン。今後は、落ち葉や花など、季節に応じたパターンを展開し、四季折々の環境演出を提案するという。「将来的には広告媒体としの利用も検討している」(同店)とも。

 公開時間は、レストラン営業時間の11時~24時。

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