札幌の2ギャラリーで2月6日、中国の現代アートを紹介する展覧会「中国現代美術展-上海摩登(SHANGHAI MODERN)」が始まった。会場は、CAI02(札幌市中央区大通西5、TEL 011-802-6438)とGALLERY門馬(旭ヶ丘2、TEL 011-562-1055)。
札幌で「中国現代美術展」-上海・現代美術作家8人のグループ展
北京オリンピックを機に、世界で注目を浴びる中国現代美術。北京の工場跡を生かした798芸術地区に欧米や日本からも有名ギャラリーが進出し、世界中から新進気鋭の中国アーティストが集まり、積極的な欧米美術界との交流が行われたことから劇的に中国現代美術が進化した。
上海でも同時期にM50芸術地区と呼ばれる芸術地区が誕生。上海も北京に勝る勢いでアートマーケットの急激な進展を見せており、多くの欧米アートバイヤーが集まり、世界の注目を浴びているという。
同展が札幌で開催されるきっかけは、昨年6月に上海M50芸術地区で北海道アーティスト11人による展覧会が開催され、中国での北海道人気も手伝い、オープニングに1,300人を動員し注目を集めたことによるもの。そこには多くの中国アーティストや芸術文化関係者も来場したことから、北海道での中国現代美術展の企画が持ち上がり、同展開催が実現した。
展示するのは、1960年代生まれで、大学の教授や美術館の館長など、現在、中国美術界をリードし活躍している作家8人。「中国現代美術における今日を体感する貴重な展覧会になっている」(同展佐野さん)という。
開館時間は、CAI02=13時~23時(日曜・祝日休館)、GALLERY門馬=11時~18時(月曜休館)。今月20日まで。