北海道大学祭「第65回北大祭」が6月2日～4日、北海道大学札幌キャンパス（札幌市北区北8西5）で開催される。

留学生が母国の郷土料理を提供する「International Food Festival（IFF）」の様子

　北大祭は、北海道大学の総面積178万平方メートルの広大なキャンパスで行う大学祭。北大祭では、1年生やサークル団体が模擬店を出店する「楡陵祭（ゆりょうさい）」や、各学部・学科の特色を生かした展示や企画を行う「各学部・学科祭」、留学生が母国の郷土料理を提供する「International Food Festival（IFF）」のほか、特設ステージでの発表や大学施設を一般公開するなど、さまざまな企画を行う。

　今年は4年ぶりに、北海道大学の教員が自らの専門分野を紹介する「公開講義」（6月3日・4日＝人文・社会科学総合教育研究棟 W103共同講義室）と、アニメやボーカロイドをテーマに札幌市内で活動するコスプレイヤーや地域の学生らが集まる「野外アニソンDJフェス 北大ダンパ」（6月3日15時～19時30分＝工学部 校舎前噴水広場）を開催する。

　今年初企画の「小泉悠さん講演会」（6月4日12時～13時30分＝工学部 B棟オープンホール）では、ロシア軍事・安全保障政策専門の国際政治学者・小泉悠さんが、ロシアのウクライナ侵攻の展開と、日本や世界に与える影響などについて講演する。

　今年のテーマは「MOBILIS（モビリス）」。ラテン語で「変化」との意味があり、変化の著しい今の時代に北大祭もさらなる楽しさを創造していくために、社会の状況に応じて「変化」していきたいとの思いを込めたという。

　実行委員長の髙橋快士さんは「非日常を存分に楽しんでもらいたい。目まぐるしく変わるこの世の中で、何を残し、何を変えて行くのか。伝統を残しつつも変化を遂げた北大祭を開催していきたい」と話す。

　開催時間は、2日＝12時～21時、3日＝9時～21時、4日＝9時～17時。