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北海道博物館で「北海道と野球をめぐる物語」展 プロ・アマ、ゲーム、漫画など資料471点

初日のオープニングセレモニーで行われたテープカット

初日のオープニングセレモニーで行われたテープカット

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 北海道博物館(札幌市厚別区厚別町小野幌、TEL 011-898-0466)で現在、特別展「北海道と野球をめぐる物語 プレイボール!」が行われている。

駒大苫小牧高校に贈られた優勝盾に見入る来場者

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 「野球」をテーマに北海道の歴史や文化を振り返りながら、道民の暮らしを紹介する同展。

 同館学芸主幹で展示チーフの三浦泰之さんは「1871(明治4)年に横浜で日本初の試合が行われた。北海道では1877(明治10)年に札幌農学校(現北海道大学)で生徒たちに野球を教えていて、野球の先進地といわれている」と話す。「北海道における野球の140年の歩みは、その時代の社会や経済、情報などが色濃く反映され、娯楽として人々の暮らしに密接に結びついている」とも。

 展示は7つのゾーンに分け、5つの章で北海道の野球と暮らしを伝える。展示資料は、全471点で道内外から集めた。第1章「ベースボールがやってきた」では日本や北海道に急速に広がっていく様子を、第2章「球児と学生たちの夢」では甲子園を目指す高校球児の歩みや大学野球、少年野球を紹介する。

 第3章「強者(つわもの)ぞろいの社会人野球」では、戦後、経済や産業の復興とともに炭鉱や製鉄業など企業チームが道内に多数生まれ、都市対抗野球大会で優勝するなどの活躍を果たした記録を伝える。

 第4章「プロ野球を観(み)に行こう」では、1942(昭和17)年に始まったプロ野球興行の様子や北海道出身のプロ野球選手のユニホーム展示、北海道日本ハムファイターズが地元球団として地域に根付いていく様子を紹介する。

 第5章「くらしのなかの野球」では、プロ野球選手の絵柄のメンコや野球カード付きの菓子、野球ゲーム各種、野球漫画など身近にある野球を感じるグッズなどを展示する。

 このほか、「センチュリーロイヤルホテル」(中央区)とコラボ企画として、第1章から第5章までのテーマをモチーフとした特別ランチ「プレイボール!ランチ」(3,500円)も同ホテルのスカイレストランロンドで提供する。8月31日まで。

 開館時間は9時30分~17時。料金は、一般=600円、高校・大学生=300円(土曜日は高校生無料)、中学生以下と65歳以上無料。野球チームのユニホームやプロ野球のレプリカユニホームを着用した来場者および付き添い(本人含む5人まで)は、通常料金から200円割引になる。9月24日まで。

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