札幌で女性をモチーフにした絵画展-言葉を作品に反映

斉藤さんの女性をモチーフにした作品。哀愁を漂わせ、時間や音をを感じさせないのが特徴。

斉藤さんの女性をモチーフにした作品。哀愁を漂わせ、時間や音をを感じさせないのが特徴。

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 札幌・円山公園近くのCAI現代芸術研究所(札幌市中央区北1西28)で6月3日より、斉藤周さんの個展「いろんなことに想いがたりない」が開催される。

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 斉藤さんは札幌を代表する現代美術家の一人で、主に女性をモチーフにした作品を発表している。高校で美術教師をしながらさまざまな場所で個展を開き、最近では、北海道立近代美術館での「アミューズランド」展、「水脈の肖像-日本、ドイツ、韓国の今」展などに出品したほか、ベルリンでも個展を開催。

 同展は、多数の絵画を壁に点在させ、空間全体を作品化するもの。普段よく目にする女性の何気ない仕草をモチーフにした絵画と抽象的な形象を共存させ、描かれている女性らが異空間に存在しているかのように感じられる。

 作品は、大小の木製パネル=50~60点を展示するほか、壁に直接描いた作品も。今回は、13人の女性に言葉を提供してもらい、作品に反映させたという。作品の元になった言葉も会場内に展示され、作品と言葉の両方を見ることができる。

 同展のテーマ「いろんなことに想いがたりない」は、「言葉や行動など、さまざまな人との関わりにおいて『伝えきれない想い』」(斉藤さん)から名付けたという。

今後は、夏に札幌でグループ展、羽田空港のANAラウンジで個展、秋には京都での個展を予定している。

開館時間は13時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。6月21日まで。会期中無休。

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