アントニオ猪木さんが6月6日、子どもたちに元気を送るため、札幌の児童養護施設・羊が丘養護園(札幌市豊平区月寒1)を訪れた。
猪木さんは、トレードカラーの赤いマフラーを首にかけ、恒例の決まり文句「元気ですかー!」のかけ声で夕食のために子どもたちが集まっていた食堂に登場。何も聞かされていなかった子どもたちは、猪木さんの突然の訪問に騒然とし、歓声を上げた。猪木さんは「元気があれば何でもできる。元気があればご飯もおいしい」と続け、夕飯の最中だった食堂内では笑いが起こった。「身長何センチですか」「マフラーはいつもしているんですか」「どうやったら強くなれますか」など、子どもたちから続々と質問を浴びせられ、「何歳ですか」の質問に猪木さんが「65歳」と答えると再び歓声が上がった。
最後に恒例の「1、2、3、ダー!」のかけ声で締め、猪木さんは退出。わずか10分ほどの短い時間だったが、子どもたちの顔には終始笑顔が見られ、伝説のプロレスラー・アントニオ猪木さんの訪問を喜んでいた。
今回の慰問は、児童養護施設や児童青少年矯正施設への慰問やレクリエーションなどを行うNPO法人「あきらめない」(東京都港区)と猪木さんとの共同企画で、急きょ決定したという。「あきらめない」は、前山亜杜武理事長が1998年に同施設を訪問したのをきっかけに、児童養護施設の実態を多くの人に知ってもらうため昨年9月に設立。これまでにも度々同施設の慰問に訪れている。
猪木さんは「今日の子どもたちはみんな元気で明るい。今度は子どもたちも参加できるようなイベントができれば」と話していた。6月23日には、猪木さんが代表を務めるIGF(イノキゲノムフェデレーション)が北海道に初上陸し、月寒アルファコートドームでプロレスリングイベント「北海道元気サミット」を開催。日本を元気にするという。
NPO法人あきらめない中州に「アントニオ猪木酒場」(博多経済新聞)「gooホーム」PROJECT-アントニオ猪木さんがサンゴ植え付け(品川経済新聞)児童養護施設の子どもたちにエール、下北沢でチャリティーライブ(下北沢経済新聞)