札幌円山動物園(札幌市中央区宮ヶ丘3、TEL 011-621-1426)で12月21日、ホッキョクグマの「ララ」が子グマを出産した。
ホッキョクグマの「ララ」はこれまで2003年12月にツヨシ、2005年12月にピリカ、2008年にイコロ・キロル、2010年にアイラ、2012年ポロロ、マルルを出産。今回は11月4日から出産準備のため室内に収容しており、12月21日の夜に出産した。24日までに授乳音も確認されている。
絶滅危惧種に指定されているホッキョクグマは現在野生下で生息数は約2万2000頭。世界中の動物園では2009年で138施設、339頭が飼育され日本では2014年8月時点で23施設45頭が飼育しているが減少傾向にある。今回の赤ちゃんが順調に生育すれば同園として6回目、8頭目の繁殖成功となる。
出産前後の母グマに騒音や振動のストレスを与えないため今後も「世界の熊館」や周辺にある「エゾヒグマ館」は閉館される。来春にはララが赤ちゃんとともに来園客の前に元気な姿を見せる予定。