ルネッサンスサッポロホテル(札幌市豊平区豊平4条1丁目)B1ホールで12月3日、「2015ミス・ユニバース・ジャパン北海道大会・最終選考会」が開催され、北海道代表が選ばれた。
北海道代表のグランプリに選ばれたのは藤女子大(札幌市)3年生の大村梨彩子さん(21)(苫小牧市出身)。グランプリのたすきをかけられた大村さんは「これから1年間自分を磨き北海道をPRしていきたい。日本大会ではみんなの思いを背負って責任と自覚を持って臨む」と目を潤ませながらも力強くあいさつした。
2位は中原彩花さん(20)(札幌市出身)、 3位は大谷遥さん(21)(旭川市出身)、審査員特別賞は石山美彌子さん(26)(札幌市出身)と岡本翔子さん(26)(帯広市出身)が選出された。
応募総数70人から書類選考でまず35人を選出。11月15日に行われたセミファイナルで19人に絞られた。11月25日~28日まで十勝・帯広行われていたビューティーキャンプに参加し、最終選考会に向けて農業や食を通した北海道との関わり方、ビジネスマナー、スピーチ、ウオーキングやヘアメークなどのトレーニングを行っていた。選考会はドレス、水着、スピーチ、きものドレス審査を通して競い合った。
家庭科の教員免許取得を目指しているという大村さんは「クラシックバレエや宝塚の受験で身に付いた精神力の強さでは誰にも負けない。食べることは自分の未来を作ること。このことを北海道のすばらしい食文化を通して楽しくわかりやすく、日本や世界の子どもたちに伝えていきたい」とアピールした。
会場は約500人の観客で埋め尽くされ、立ち見が出るほどの盛況ぶり。グランプリが発表されると大村さんの応援に訪れた同級生らが歓喜の声を上げ、涙ぐむ姿も見られた。
日本大会は来年2月、東京で開催される。