札幌・北5条手稲沿いにB級グルメ料理店「新感専 かぶりつき」(札幌市手稲区富丘3条1、TEL 011-691-0048)がオープンして3カ月が過ぎた。
店舗面積は約30坪で、席数はカウンター7席・テーブル20席・小上がり16席の計43席。ギョーザ、チャンポン、白ザンギをコンセプトに据える同店は、それぞれの食感にこだわるという。
関東を中心に全国展開するチェーン店「ホワイト餃子」をイメージしたというギョーザは、1922(大正11)年創業の老舗「一柳(いちやなぎ)製麺」(中央区)に特注し、一般的なギョーザで使う皮の約2倍の厚みがある皮を使う。焼く際は油をフライパンの高さ半分ほどに引き、「下部は揚げた食感、上部はモチモチの食感」に仕上げたという。「焼きギョーザ」「水ギョーザ」(以上6個480円)、「北海道産豚肉100%」「鶏肉100%」の2種の肉から選べるほか、焼き方を「ソフト」「ハード」の2種、タレは12種を用意する。テークアウトにも対応。
チャンポンは、鶏ガラと魚介をベースにしたスープに、一柳製麺の特注の中太麺を使い「あっさり」した味わいに仕上げたという。「札幌というとラーメンのイメージが強いが、チャンポンは札幌ラーメンとは別の麺物。『札幌ちゃんぽん』のイメージ作りを目指したい」と店長の吉村暢敏さん。「白」「赤」「黒」の3種のスープを提供し、「白ちゃんぽん」(690円)は、「長崎ちゃんぽんとも違う風味を生かした味わい」とし、「赤ちゃんぽん」は辛味を加え、「黒ちゃんぽん」(以上750円)はイカスミとイカゴロを使った黒いスープで「濃厚さを引き出した」という。
「餅のような食感」に仕上げたという「白ザンギ」(500円)は、「なじみの中華料理屋で提供されていた空揚げの食感が不思議なほどモチモチとしていて、それをイメージし、北海道のご当地料理でもある『ザンギ』の名前を使った」。トッピングの塩は11種から選ぶことができる。
「現在は近隣の方を中心に年配のお客さまが多く、さまざまなタレ・トッピング・スープを食べにリピートしてくれる方も多い。まずは一度足を運んでいただき、後に『選べる味』を楽しんでもらいたい」と吉村さん。
営業時間は11時~21時。駐車場8台。