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ゆうばり国際ファンタスティック映画祭、札幌で概要発表-106作品上映

会見の様子

会見の様子

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 今年で通算22回目を迎える「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の開催概要の発表会見が1月16日、アートホテルズ札幌(札幌市中央区南9西2)で行われた。

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 北海道・夕張市を「映画のある町」として文化発信、地域振興などを目的とするイベントとして始まった同祭。2007年に市が財政破綻した際には存続も危ぶまれたが、道内・全国からの民間企業やボランティアなどの有志が集まり継続に向けてNPO法人を立ち上げ現在まで続く夕張市の冬の風物詩。

 本年度は昨年の震災を受け、「つながろう、映画の力で。」をテーマに掲げる。同祭実行委員長・澤田宏一さんは「5年前の財政破綻時は最も厳しい状況にあったがさまざまな応援で続けていくことができた。今回のテーマは映画というエンターテインメントを通し、心をつなげたいという思いがある」、名誉大会長の鈴木直道市長は「映画が持つ『元気』『活力』で盛り上げたい」とそれぞれテーマに関する思いを語った。

 今年は短編作品上映数の増加に伴い過去最高となる106作品を上映。メーンプログラムに「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」「僕等がいた<前篇>」「長ぐつをはいたネコ」「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」など劇場公開前の「話題作」10作品を上映する「招待作品部門」、313の応募作品の中から選ばれた12のノミネート作品を上映する「オフシアター・コンペディション部門」、東北復興支援企画として、野外に大型ステージ「ホワイトロック」を設け、青森・盛岡・宮城・福島各県からラインアップした4作品の上映や4県の物産展などを開催する「WHITE ROCK KIZUNA」、同祭「おすすめ」作品を上映する「ゆうばりチョイス部門」、日本映画をメーンに、ミニシアター、インディペンデント、ショートフィルム作品など今後への期待を込めたという「フォアキャスト部門」などのプログラムを展開する。

 協賛するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(東京都渋谷区)は、2010年11月に札幌中心部に開業した北海道旗艦店「TSUTAYA札幌大通」(南1西4)で同祭キャンペーン用のディスプレーを設けるなど札幌市内からの集客を促すようPRを行うという。

 目標来場者数は1万2,000人。「子どもから大人まで楽しめる作品ラインアップに期待してほしい。当祭や町の魅力を存分に楽しんでいただければ」と澤田さん。

 開催期間は2月23日~27日。「アディーレ会館ゆうばり」をメーン会場に、夕張市内各会場で上映する。

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