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札幌のカルチャー無料誌「PILOT」がウェブ配信-読者ニーズの変化受け

ウェブ配信2号目の表紙

ウェブ配信2号目の表紙

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 北海道カルチャー情報を紹介するフリーペーパー「PILOT magagine」が9月からウェブ配信を始めた。編集はパイロット・パブリッシング(札幌市)。

ウェブ配信2号目 「米騒動」特集の1ページ

 2004年に創刊した同誌。札幌を中心に全道各地で1万部を隔月で発行する。北海道のファッション、音楽、アートなどのカルチャーやクリエーター、ショップで働くスタッフなど「人」にも焦点を当てた情報を掲載。創刊のきっかけは地元の応援。「自分の周りの同世代の友人たちが店を始めることなどが続き、『自分にできることは何か』と考え、地元を盛り上げることができる媒体を作ろうと思った」と編集長の岩村良介さん。「タウン誌のように地域の人が知りたいと思う情報を伝えるとともに、店で働く『人』の応援もしたかった」

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 「ウェブ配信のきっかけは、読み手の環境の変化が大きいと感じたため。若い人をターゲットにする雑誌なので、現在のニーズに合わせパソコンやモバイルで気軽に見ることができるコンテンツを作成した」と振り返る。「ショップでもホームページやブログは多くの人が始めていて、通販に力を入れたいと思っている人も多い。ウェブの親和性が強いのでそういった部分でも応援できるのではと考えた」とも。

 10月に発刊した2号目は札幌のロックバンド「米騒動」を特集。「全国的なフェスへの出演や有名なミュージシャンとも共演することも多くなったバンドだが、流行廃りの話題を扱う訳ではなく、早すぎず遅すぎ無いタイミングで紹介して地元から送り出し、地元から応援してもらってほしい」。特集の内容について、「お客さんがいない状態で撮影用にライブをしてもらった。お客さんがいる状態で取材した『ライブリポート』として紹介するのではなく紙面として本誌ならではの表現で応援できれば」

 「ウェブ配信の反響や効果については正直まだわからない。今まで作っていた本は出版物として形になり、減っていく経過を見て取れたので分かりやすかったと実感した」と岩村さん。「今後は年間を通してまとめた、北海道カルチャーの1年を振り返ることができるような出版物やウェブコンテンツの仕掛けなどを展開し、広がりを見せていきたい」とも。

 次号は12月発行・配信を予定。

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